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はじめてのひとり旅の目的地は京都。
古(いにしえ)の都です。
- 10:45 京都駅に到着~ホテルへ移動
- 12:00 錦市場散策とランチ
- 15:00 清水寺~随求堂(ずいくどう)~地主神社(じしゅじんじゃ)
- 18:30 レストラン菊水
- 20:00 ホテル着
ひとりでホテルに泊まるのも
3日間ずっとひとりで行動するのも
3食すべてが外食なのも
何もかもが初めてづくしです。
手さぐりの状態ながら
主婦の”はじめての都ひとり旅”の始まりです。
【10:45 京都駅に到着】出発は無理せずマイペース
今回は初めてのひとり旅なので
無理のない時間で出かけることにしました。
午前10:45ごろ京都駅に到着。
まずは地下鉄で四条のホテルに向かい
荷物を預かってもらいます。
身軽になったところで
いよいよ活動開始!
【12:00 錦市場】
宿泊のホテルは四条あたり。
お昼も近いので
まずは錦市場へ行ってみます。
人が多い!
ずー--っと真っ直ぐ
細長く続くアーケード商店街。
名古屋では大須が
アーケード商店街ですが
大須に比べてうんと幅が狭く
密なイメージです。
なかなかの混雑の中、流れに合わせつつ
キョロキョロしながら歩みを進めます。
ここに来るのはいつ以来だろう。
2年ぶりくらいかな?
一人だから家族とはぐれたり
離れ離れになることもなく
自分のペースで立ち止まり
見たいものを気の済むまで見て歩きます。
そうそう、ここはお漬物屋さん。
ここは出汁巻のお店。
京野菜を置いている八百屋さん、
お麩のお店、お豆腐屋さん。
歩いているうちに思い出してきます。
美味しそうな匂いと彩りに囲まれ
あちこちで食べ歩きを楽しむ
観光客の姿。
スマホで撮影したりポーズをとったり
楽しむ様子が見られます。
近年、外国人旅行者も増え
昔の錦市場とは随分と
様変わりしたと聞きます。
客層も商売の在り方も・・・
賛否両論
いろいろな考え方や価値観が
あると思いますが
ここでは見たままそのまま
感じたままを書き留めたいと思います。
何より長い歴史の中で
変わらずずっと京都の食文化を支え
今日まで有り続けるその姿を
この目で見て
自分の足で歩くことができました。
誇りを持って受け継いできた人たちの
思いを想像しながら・・・
お昼に牡蠣をいただきました。
その場で殻を開けて出されます。
これで元気をチャージ☆
これから歩くぞー!を気合を入れながら
つるんとひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。
じゅわっと磯の香りが広がります。
お酒が飲めたらワイン?日本酒?ビール?
私はウーロン茶です。
【15:00 清水寺】いざ!大人の修学旅行気分
今回、小学生の修学旅行以来の
清水寺に行ってみたいと思っていました。
実におよそ30年ぶり・・・
あの頃とどのように感じ方が
変わっているのでしょう。
また修学旅行では割愛している部分も
いろいろあるので
そのあたりも一人でじっくり
見て回りたいと思いました。
清水寺へは四条からバスで向かいます。
清水寺最寄りのバス停に到着して
坂道を歩いて登って行くと・・・
もう、人、人、人!!!
大混雑でびっくり( ;∀;)
通勤ラッシュの朝の名古屋駅のよう。
視界には人の頭だらけで
足元の地面もろくに見えません。
自分のペースでは全く動けず
前についてゾロゾロと移動。
こりゃ今日は他は無理だな・・・
というのは神社やお寺は
夕方の5時で門が閉じるからです。
いくつか寺社仏閣を回りたい場合は
拝観時間と移動時間をよく考えて
ちょっと注意をしておいた方がいいです。
もはや自分のペースで歩くことはできず
前の人についてジリジリと歩みを進めます。
やっとのことで坂道と階段を登りきると
目の前に朱塗りの門が現れました。
清水の舞台と音羽の滝については
はっきりと覚えています。
写真もあるしね。
でもこの朱塗りの門って
見おぼえないなぁ。
30年も前のこと。
記憶が断片的になっています。
印象深かったことしか覚えていないみたいです。
ちなみにこれは仁王門。
重要文化財です。
随求堂(ずいくどう)
そしてこちら、随求堂。
こちらも30年前は全く意識なく
今回はじめて認識しました。
こちらでは真っ暗なお堂の地下を
手探りで歩く『胎内めぐり』というものが
体験できます。
狭くて急な階段を下りていくと
本当に一筋の光もない真っ暗闇です。
前後左右、全くわからないので
ちょっとした恐怖を感じます。
しばらく進むとぼんやりした光を感じ
開いた場所に行きつきます。
ここまでたどり着くとホッとします。
わりと(!!)近代的な造りです。
菩薩を意味する梵字のを触ることができれば
願い事が叶うそうです。
ここまでたどり着くまでの暗闇が
わりと苦手だったこともあり
梵字に触れた時は
脇汗びっちゃんこでした。
今となってはもはや何を願ったのかも
忘れてしまいました・・・( ;∀;)
ここではちょっと家族と一緒だったら
良かったのに・・・と思いました。
胎内めぐりでは暗闇の恐怖と孤独感で
まあまあ体力と気力を消耗しました・・・
気を取り直して
相変わらずの混雑の中を進みます。
境内は順路が決まっていて
皆さん同じ方向へ
ぞろぞろと移動します。
もしや・・・
このペースでゆっくりまわって行ったら
日が暮れてしまうかも!?
そんな思いがよぎりました。
思いのほか境内が広くて
見どころがたくさんあります。
じっくりひとつひとつ
見てまわりたい場合は
朝いちばんからの拝観が
良いと思います。
混雑する前に境内に入ってしまえば
自分のペースで動けると思いました。
本堂~清水の舞台~
本堂にやって来ました。
高くて見晴らしが良い!!
眼下には音羽の滝。
結構な高さがあります。
お水を柄杓で受ける人の列が
続いています。
昔、本当に飛び降りた人が
何人かいたとか!?
近くのツアーガイドさんのお話が
聞こえてきます。
この清水の舞台。
私には子供のころから
巨大なベランダに見えます。
これが全て木造で
こんなにも広いベランダのような場所に
こんなにもたくさんの人が乗っても
びくともしない。
平安に建立、焼失もあったそうだけれど
それでも江戸時代に再建して
ずっとこの姿を保っていられたなんて。
とてつもない技術が古から継承され
今があるのですね。
奥にお祀りされているご本尊の
十一面千手観世音菩薩立像を
参拝し御朱印をいただきました。
地主神社(じしゅじんじゃ)
本堂の右奥に向かう人たちが
たくさんいます。
そこには地主神社があります。
大きく”えんむすびの神”とありました。
境内には高校生もたくさんいました。
修学旅行かな。
撮影を頼まれて写真を撮りました。
縁結びの石が二つあって
何やら試している高校生の姿も。
二つの石の間を目を閉じて歩き
無事に行きつくと恋が叶うとか。
男子高校生でしたが
その後はどうなったのかな。
俯瞰で見る,そして早い日没
清水の舞台が良く見えるポジションに
移動しました。
写真撮影する人たちで
ごった返しています。
舞台を俯瞰で撮れる場所ですね。
日が傾き始め少しずつ
帳が降り始めました。
これもこれで趣があって良いです。
ここでも撮影を頼まれました。
外国人カップルで
新婚旅行なのだそうです。
新婚旅行に日本を選んでもらえて
なんだか嬉しいなぁ・・・
と思いました。
末永くお幸せにね♪
11月となると日暮れが早く感じます。
(この時は11月下旬です)
”つるべ落とし”と言うけれど
本当にあっという間に薄暗くなります。
そりゃあと1ヵ月ほどで
冬至を迎える季節ですものね。
この時期はライトアップされていました。
本来ならば一度外に出なければ
ならないのですが
トイレに寄ったりして
モタモタしている間に
ライトアップの時間帯に。
少しだけライトアップを撮影させていただき
清水寺をあとにしました。
気になっていた建物【レストラン菊水】
大人になってから京都に遊びに来て以来
ずっと気になっていた建物、レストラン菊水。
古めかしさを感じるレトロな洋風の建物で
京都の繁華街と八坂神社を結ぶ
四条大橋の東詰め、南座の向かいにあります。
1階はガラス張りでなんとなく店内の様子が
見て取れました。
そんなにかしこまった感じではなさそう・・・
古い洋館が好きなので勇気を出して
おそるおそる入ってみることにしました。
店内は暖房であたたかく
晩秋の寒さがほぐれます。
メニューにひととおり目を通し
エビフライの定食を注文しました。
1日中ずっと歩き回った疲れと
一人でのレストランでの食事に
ソワソワと落ち着かず。
お料理もお店の外観も撮影しわすれて
写真もないのですが
”やり切った感”に満たされていました。
サクッと揚がったアツアツのエビフライを
ほおばりながら
今日の朝からの1日を思い返し
ひとりニンマリしたのでした。
【まとめ】大人になってから、ぜひ!~修学旅行again
小学生の修学旅行から
約30年ぶりの清水寺でした。
結論、行ってよかったです。
子供の頃は団体行動で
連れられるままに見て歩き
友達とワイワイしながら
拝観しました。
大人になって年齢を重ね
価値観や経験値が変わってから
再び訪れると
また違った気づきがあり
楽しむことができました。
子供の頃は訳が分からなくても
それはそれで良いのかな、と。
こうして大人になってから
「もう一度行ってみよう」
というきっかけになれば。
そして級友や先生と
「一緒に行った!」
という思い出となって残れば
それはそれで良いのかなと思いました。
清水寺はとても人気が高く
観光客がものすごく多いです。
想像以上に多かったことに驚きました。
とくに本堂前はものすごい人だかりで
撮影も難しかったりします。
そして本堂の清水の舞台のほかにも
たくさん見どころがあり、広いです。
階段も多くかなりの高低差があります。
歩きやすい履物と服装で
軽快に歩けるといいですね。
時間には余裕をもって出かけましょう。
バス移動を選択される方は
道路の混み具合のチェックもお忘れなく。
とくに午後は拝観終了時刻をしっかり確認して
混雑も想定の上で予定を組むことを
強くおすすめします。
何箇所かの寺社仏閣を1日で回る修学旅行は
決まったポイントのみに絞って
かなり割愛して見ていたのですね。
じっくり見たい大人の旅・・・
とくに自由度の高いひとり旅では
午前中に一箇所、午後も一箇所くらいの方が
落ち着いてしっかり見られるかと思います。
次回は早朝に行って空いている時間帯に
もっとゆっくり見よう!
また次の機会につながるヒントを得られたと
そう思いながらホテルへ戻りました。
以上、”初めての都ひとり旅”
第1日目の観光でした。