一夜明け、2日目です。
2日目も比較的ゆっくりめなスタートです。
時間に融通がきくのも『ひとり旅』の魅力だね!
体力に合わせて自由自在。
<2日目の行程> 出町柳駅エリア ~下鴨神社・相国寺~
- 10:30 下鴨神社
- 12:15 河合神社
- 12:50 出町ふたば
- 13:40 相国寺
- 16:00 早めの夕食~高島屋内『551 HORAI』
- 17:30 ふらりと錦市場
祇園四条駅からから京阪本線に乗って
出町柳駅で下車。
下鴨神社、河合神社、相国寺 を
巡りました。
途中、豆餅(豆大福)で有名な
『出町ふたば』に寄りました。
目覚め ~誰の世話をするでもない一人の朝~
目覚めると部屋にぽつんと一人。
家族に声かけするでもなく
家族の朝ごはんの用意をするでもなく
洗濯機を回すでもなく
自分の為だけの時間が流れています。
カーテンを開け、お湯を沸かし、
ニュースを見ながら朝ごはん。
熱いお茶を飲みながらほっと一息。
持参したトマトジュースを
グイグイっと飲み干します。
朝ごはんは昨日、最寄りのコンビニで買った
蒸し鶏サラダとサンドイッチと牛乳。
なんだかやたらと美味しく感じるなぁ。
見慣れない地図の天気予報の画面が
新鮮に映ります。
一人で慣れないホテルライフ。
限られたスペースの動線が思うようにいかず
動きにロスが多い気がします。
洗面所と部屋のデスクを行ったり来たり。
どっちの鏡でメイクをするのが
効率的なのかな?
洗面所はユニットバスのタイプ。
狭くてメイク用品を置きづらく
浴槽にうっかり落としそう。
メイクは採光を考え最終的に
デスク前の鏡に落ち着きました。
自然光の方が見やすいです。
身支度を整え、さあ出発!
【10:30】 世界遺産 『下鴨神社』:糺(ただす)の森からスタート
祇園四条駅から京阪本線で出町柳駅へ。
駅から徒歩7~8分ほどで
下鴨神社の入り口に到着。
正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。
鴨川の下流に祀られ
世界遺産に登録されています。
東西二つの本殿がありそれぞれのご祭神は
東殿『玉依媛命(たまよりひめのみこと)』
西殿『賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)』
です。
勝利、厄除け、縁結び、安産、家庭円満など
さまざまなご利益のある
パワースポットとなっています。
赤い鳥居の向こうに緑が広がります。
鳥居からはお社は全く見えず
ずーっと木立が続いています。
ここは糺の森(ただすのもり)。
広さ3万6000坪の原生林が
広がっています。
少し進むと左手には
河合神社がありました。
戻る時に寄ることにして先に進みます。
木々に囲まれて歩いていると
本当に気持ちが良い。
平坦なのでどんどん進めます。
ちらちらと地面を照らす木漏れ日を感じながら
鳥の声とともに歩き続け
南口の鳥居に到着。
朱塗りの桜門(重要文化財)を抜けます。
七五三の家族連れがちらほら。
十二支が祀られているお社で
自分の干支のお社にお参りしました。
そのほか唐門(重要文化財)
国歌『君が代』の歌詞に出てくる
”さざれ石”。
南口鳥居と桜門の間の左側にあります。
さざれ石 = 小さな石 の意味です。
小さな石が長い年月をかけて
ひとつの大きな岩の塊になったもの
を指します。
この”さざれ石”はここ下鴨神社だけでなく
国内各地にあるということです。
下鴨神社|賀茂御祖神社 (shimogamo-jinja.or.jp)
【12:15】河合神社 ~ 美人水をゴクッ!
つづいては河合神社へ。
下鴨神社の摂社(本社に付属しその祭神と
縁故の深い神を祀った神社のこと)
女性守護と美麗の神
玉依姫命(たまよりひめ)がご祭神です。
お参り後にちょっとひと休み。
”美人水”をいただきます。
下鴨神社の御神水と境内の庭で収穫した
カリンから作られたものです。
歩き疲れたところに
優しい甘さが染みわたります。
冷たくておいしい。
「カリンにはきれいで美しい肌をつくる
効果があるといわれています」
とあります。
毎日飲みたいなぁ。
ピッカピカのつやっつや☆になるかしら♪
カリン水チャージで
また糺の森を抜け
今度は豆大福で知られる”出町ふたば”に
向かいます。
広くて見どころの多い寺社仏閣は午前中で1ヵ所が精いっぱいかな。
1ヵ所を思う存分じっくり見られるのも良いんじゃない?
【12:50】超人気の大行列!出町ふたばの豆餅(豆大福)
今回、ここは絶対に訪れたいと
思っていました。
柳町『出町ふたば』さんの豆大福。
甘くない純粋なお餅の生地に
ゴロゴロと豆が入っていて
こしあんを包んでいます。
ほんのり塩味の豆とあんこの甘さ
それぞれが引き立て合い
そこにシンプルなお餅の生地が加わると
三位一体となって
それは美味しい豆大福。
私にとってはこしあんであることも
大きな魅力のひとつです。
中部地方のデパートでも
京都展などで出店があったりします。
その時はデパートの開店時間に
整理券が配られて
それから数時間後にやっと引き換え。
食べられるまでなかなかの
時間と手間がかかるのです。
お店の前まで行くとすでに歩道には
人!人!人!の長蛇の列!!
お店のショーケースは全く見えません。
右へ左へとその列は蛇行し
5重くらいに重なっていました。
歩道の通路確保とお隣のお店への
配慮のためだと思われる
行列の整理担当の店員さんの指示に従って
タイトにきちんと並びます。
列はじりじりとしか動かないので
なかなか進みません。
ショーケースの中を見たくても
最前列になるまでは何も見えないので
気長に待つことにしました。
40分くらい経ってようやく最前列へ。
お店の中は大忙し。
手際よくパックに詰められ
包装紙が掛けられます。
ショーケースにはたくさんの餅菓子や
お赤飯などが並んでいます。
見ているだけでも楽しい♪
目移りしてしまいます。
いろいろ迷って豆餅(豆大福)と
丹波栗を使った栗餅を購入。
ホテルで食べるのを楽しみに
お店を後にしました。
【13:40】相国寺(しょうこくじ)~ 天井画”鳴き竜”との対面
出町ふたばから歩いて
相国寺(しょうこくじ)に到着。
本堂まで行く途中に休憩ができそうな
屋根付きのベンチを見つけたので
座って休むことにしました。
出町ふたばで立ちっぱなしで40分ほど並んで
ちょっと疲れていたのでひと休み。
お茶を飲んでいるとふと先ほどの
豆餅が気になり、
広げてみると食べたくなったので
食べちゃいました!
お昼がまだだったしね。
大好きなこしあんと豆の塩気
そしてお餅のむっちり感♪
もう最高でした!
先客の70代くらいのお姉さま方も
同じ屋根付きベンチで
お二人そろって仲良くおやつタイム。
軽く会釈をしてひと足お先に失礼し
特別拝観の期間中の
法堂(はっとう)と方丈(ほうじょう)に
向かいます。
法堂内の天井には狩野光信(かのうみつのぶ)筆の
『蟠龍図(ばんりゅうず)』が描かれており
鳴き竜として知られています。
堂内は撮影禁止、看板のとおり
天井の円の中に大きな龍が
力強く描かれています。
鋭い眼力とリアルなうろこ模様が迫ります。
堂内の特定の場所で手を打ち鳴らすと
ものすごい反響で「ビィ~~~~~ン!!」と
響くことから”鳴き竜”と言われるそうです。
手の打ち鳴らす
「パァ~~~~~ン!!」
に対して堂内に響き渡る
「ビィ~~~~~ン!!」
なんだか龍が呼応しているようで
不思議な感覚でした。
方丈には枯山水のお庭がありました。
そして紅葉が彩を添えていました。
そのほかに白い象が描かれた杉戸を見ました。
江戸時代の絵師・原在中(はらざいちゅう)作:『白象図』。
こちらはずーっと付きっきりで
ボランティアの方が解説してくださいました。
(ご親切にありがとうございました)
その方のお話によるとこれが描かれたころ
日本に象はいなかったそうです。
原在中は伝え聞いた象の特徴を想像して
この杉戸の象を描いたのだそう。
鼻が長くて、耳が大きくて、ずんぐりむっくりで。
どう見ても一目で”ぞう”でした。
言葉だけで想像でここまで表現できるなんて!
ボランティアさんのお話の途中でカメラを出しづらく
撮影しそびれました。
わりとゆっくりまわったので
日も傾いてきました。
秋は夕暮れが早いです。
今日の拝観はここまでです。
【16:00】551 HORAI ~高島屋店内
四条に戻ってきました。
歩き疲れたのでもうあまり遠くに行く
気力がありません。
四条には高島屋と大丸があるので
デパ地下で何か買って
ホテルの部屋で・・・と思っていたところ・・・
HORAI 551 を発見( ̄▽ ̄)
関西に来ないと食べられないんだよね。
具だくさんのあんかけ焼きそば、
ついついいつもこれになります。
やっぱり今回も美味しい!!
しかもコスパが素晴らしい☆
満足!!
ごちそうさまでした!!
京都高島屋店|お店を探す|551HORAI 蓬莱 大阪名物の豚まん[肉まん]
【17:30】閉店間際の錦市場 ~ ホテルの部屋にて『ひとり宴会』
そしてホテルの部屋に戻ってからは・・・
最後にチラッと寄った錦市場で白子を購入。
見ていたらどうしても食べたくなってしまった!
お昼ご飯が変な時間だったこともあり
もう一度、ホテルの部屋で『ひとり宴会』。
白子がとろりと濃厚でポン酢と絡まって美味!!
そして “551HORAI”といえば、豚まん。
めちゃくちゃな組み合わせだけど
これも食べてしまえ~~!
関西に来ないと味わうことのできない豚まんです。
家族には普段は栄養バランスがどうとか
偉そうなことを言っておきながら
ひとり旅ではこういうことやっちゃうのね( *´艸`)
そして今夜も更けていく前に昨夜と同じく
すっかり眠りの世界へ誘われたのでした・・・